「自分の子供は塾に行くべきか?」悩んだ人がすべき行動3つ【親御さん必見】

「子供の成績が下がったから、塾に行かせたほうがいいのかな?
周りの子供はみんな行っているし、自分の子供も行くべきなんじゃないの?」

そういった疑問にお答えします。

 

✔︎目次

  • 子供が塾に行くべきか悩んだ人がすべき行動
  • 結局、成績は自分次第です
  • 塾以外の方法とは?

 

✔︎記事の信頼性
僕は塾に行かず、京都大学に現役合格しました。
正確には塾の体験にちょっとだけ行ったことがあり、その実態を知った上で熟考した結果、塾に行くことを選びませんでした。周りが行っているからって何も考えずに塾に行くのではなく、自分でしっかりと考えて選んだわけです。
その結果、親に経済的な負担をかけることなく京大に合格するという大きな目標を叶えることができました。

こういった経験を持つ僕が、解説します。

 

子供が塾に行くべきか悩んだ人がすべき行動

 

悩んだらすべき3つの行動は以下です。

  • 塾にいく目的をはっきりさせる
  • 塾の実態を知る
  • 塾でないといけないのか考える

 

塾に行く目的をはっきりさせる

まず塾に行く目的をよく考えて、はっきりさせる必要があります。
理由は、「何のために塾に行くのか」が明確でないと、その目的にそぐわない塾を選んでしまうかもしれないからです。

 

目的をはっきりさせる方法

まず、「どうして子供が塾に行くべきだと思ったのだろう?」そう自分に問いかけてみてください。また、子供自身とよく話合うことも大事です。
「成績が落ちてきたから」という人であれば、「なぜ成績が落ちたのか?」とさらに考えていきしょう。
例えば、同じ成績が落ちたにしても、「国語だけ落ちた」のか「全教科満遍なく落ちた」のかで、かなり違います。
「国語だけ落ちた」のなら、国語の成績を上げてくれる塾を選ぶ必要がありますし、「全教科漫然なく落ちた」のなら、全教科満遍なく教えられる「得意・不得意のない塾」を選ぶ必要があります。
 
また、目的によっては「塾に行かない」という選択肢もあり得ることを頭に入れておきましょう。このことについては後述します。

 

塾選びは大事な決断です

塾選びにそこまで考えるのは少し面倒かもしれませんが、子供の将来を左右する大事な決断になるかもしれません。
良い塾を選べば、成績が上がって勉強が楽しくなるかもしれない。反対に、子供に合わない塾を選ぶと、余計に勉強嫌いになってしまうかもしれません。
 
塾に行く目的をはっきりさせて、慎重に塾を選ぶ準備をしましょう。

 

塾の実態を知る

さて、塾に行く目的がはっきりしたら、次に塾の実態を知る必要があります。
実際にどのような指導をしているのか知った上で、自分たちの目的にあった塾を選ぶわけです。

 

徹底的に調べましょう

幸いインターネットを使えば、近くにどんな塾が存在するのかすぐに調べられます。
無料で資料請求できたり、無料体験ができたりもしますので、そうやって徹底的に調べるべきです。
また、ママ友のネットワークを使って、評判を聞くのも非常に有効な手段です。ママ友の情報は本当に豊富ですからね。笑
 
しっかりと調べて、自分たちの目的に合った塾を選びましょう。

 

塾でないといけないのか考える

さて、ここまでで、「自分の子供が通うとしたらここだ」、という塾がなんとなく見つかってきたかと思います。
最後に、本当に塾に行く必要があるのかをもう一度考えましょう。

 

塾に行くデメリット

塾に行くのにも、デメリットはあります。
 
1つはお金の問題。もちろん塾によってまちまちですが、小学生だとしても年間で10万円かかるのが普通ですし、中学生や高校生になると、数十万円かかります。
 
もう1つは、子供自身の時間を奪われるということです。
子供は本当はスポーツをしたり友達と遊んだりしたいのに、塾に行くことでその時間が奪われるということが起きます。それが子供にとってはストレスになって、気分が沈んだり、余計に成績が下がったりするかもしれません。
子供と話し合って納得してもらう事は必ずしなければいけないと思います。また、子供が納得の上で通いだしたとしても、実際にどう感じるかは分かりません。常に気を配る必要があるでしょう。
 
このあたりについては、【重要】僕が塾をおすすめしない理由にも書いていますので、よかったら読んでみてください。

 

それでも塾を選ぶかどうか

上記のデメリットを理解した上で、それでも塾を選ぶべきか考えます。
もちろん成績は将来の学歴、そして就職に影響する大事な要素です。塾が必要だと判断したのなら、行くべきかもしれません。
ただ、僕の個人的な印象としては、あまりよく考えずに子供を塾に入れる決断をしてしまっている親が多すぎるように思います。おそらく、「塾に入れておけば安心だ」という謎の信仰があるのだろうと思います。

 

ここまでの手順を踏んで子供を塾に入会させようとした人、少しだけ待ってください。
次の話を読んでから判断するようにしてもらえると嬉しいです。

 

結局、成績は子供の頑張り次第です

 

これまで塾の選び方について話してきました。
しかし、そもそも論として、「成績は子供が頑張るかどうか次第」だという話をしたいと思います。
「そんなの当たり前だよ」と自信を持って言えた方は、読み飛ばしてもらって大丈夫です。
しかし、少しでも不安に思った方、読んでもらえると嬉しいです。

 

塾は責任をとってくれない

子供を塾に行かせようと思っている人に、これだけは気をつけて欲しいということがあります。
それは、「塾は責任をとってくれない」ということです。
「塾に入れれば成績が上がる」
「子供を良い大学に入れたければ塾に金を払えばいい」
そんなふうに考えている人も多いかもしれない。でも、それって事実ですか?
僕はそんなことないと断言します。
確かに塾にはある程度、子供の成績を上げるノウハウや、受験で成功するためのノウハウを持っています。でないと商売にならないので当然です。
でも、100%を保証してくれるわけではないですよね?塾に入れたから絶対に東大に受かるなんて、そんな事はないわけです。そして、子供が受験に失敗したとしても、その責任を塾がとってくれるわけではないのです。

 

塾は手段の一つでしかない

「金だけとって責任をとってくれないから塾は悪だ!」
みたいなことを言いたいわけでは全然ありません。笑
商品であるノウハウや教材、サービスが素晴らしければ、塾は子供の未来を開く素晴らしい場所になり得ると思っています。
ただ、ここで言いたいのは、塾は手段の一つでしかないということです。
塾に行くのも、塾に行かずに家で勉強するのも、両方とも手段であるという点では同じです。
目的は成績アップや志望校合格ですから、その目的さえ果たせれば手段は何でも良いのです。
例えば僕の京大で出会った友達でも、受験時代は塾に行って、講師の授業や自習室をフルで活用した人は多いです。その一方で、僕みたいに全く塾に行かなかったけど家で一生懸命勉強して合格した人もいます。
ゴールは同じなので、どちらでも良いと思います。ただ、「塾に入れておけば安心」と考えるのはよくないかなと思ったので、付け加えました。
 
繰り返しになりますが、塾は手段の一つですので、妄信しすぎないように注意しましょう。
成績が上がるかどうかは、その手段を活用する子供がどれだけ頑張るか次第です。

 

塾以外の方法とは?


 
塾は手段の一つでしかないと、話してきました。目的である成績アップができれば、手段は何でも良いよねって話です。
では、塾以外の方法にはどんなものがあるのでしょうか?
 
ここでご紹介するのは、以下の3つです。

  • 参考書
  • 通信講座
  • スマホアプリ

 

参考書

一番基本的な方法かもしれません。本を読んで勉強するということですね。
特に高校生にとっては、塾に行ってても、別に参考書を買うなんて普通ですよね。
赤本や黒本といった「過去問」だけでなく、「シスタン」などの単語帳も参考書の一種です。各教科の問題集なんかもそうですね。

 

メリット・デメリット

デメリットは、自分で時間をとって勉強しなければいけないこと、「はずれ」を選んでしまうと無駄になるかもしれないことですかね。僕みたいに参考書を中心に勉強していればいいですが、「塾に行ってさらに参考書も」、という人は時間がなくて難しいかもしれません。また、自分の学校のテストや志望校の過去問からかけ離れた内容のものを選ぶと、努力が点数に結びつかないかもなので注意です。
 
メリットは、とにかく安いということ。独力で勉強する力がつくことです。
参考書は高くても一冊5000円しないくらいです。それでいて、その教科の重要なポイントを網羅的に学習できるような「良書」が多くあります。
また、人から教えてもらうのではなく、自分で学習する力がつきます。読むだけで理解したり問題を解いたりするのは、最初のうちは難しい人もいるかもしれませんが、だんだんと慣れてきます。自分で学習する力がつくと、大人になってからも仕事や資格試験で非常に役に立ちます。
 
参考書の選び方については参考書の選び方のポイント5選という記事にも書いてあるので、読んでみてください。

 

通信講座

特に小・中学生なら候補に入れたいのが、通信講座です。子供が家で勉強するための「ネタ」として適しているのでは
ないかと思います。

 

メリット・デメリット

デメリットは、特に最初のうちは親がある程度面倒を見ながら進めないと難しいことですね。子供は基本的に勉強が嫌いなので、最初から一人でやらせるのは無理があるかと。塾みたいに面倒をみてくれる先生がいないので、親が面倒を見なければいけないかと思います。。
 
メリットは、子供が家で学習する習慣がつくこと、塾に比べると安めの価格設定になっていることでしょうか。個人的には、小学生くらいから家での勉強が習慣化されると、将来的にも強いかと思います。能動的に勉強するのが普通になった状態で大学受験などを迎えられますしね。また、参考書のところで行ったのと同じように、自分で学習する力も身につきます。
塾よりも拘束時間が短かったり、子供が自分のペースで勉強できるので、遊びや習い事を犠牲にせずに済むのもメリットです。

 

結局は使いよう

塾と同じで、通信講座も手段の1つに過ぎないですから、使い方の問題です。
いくら安いからといって、親が働く時間を取られてしまうのであれば経済的ではなくなるかもしれない。
反対に、親が面倒を見なければいけないというのも、良い親子の交流の場になり得るかもしれないですよね。
例えば僕は、小・中学生の時にZ会の通信講座で学習していました。
毎週土日の午前中、1時間とかそのくらい勉強していたように記憶しています。その間父親が隣にいて、教えてくれたり遊んでいたりしました。たまに雑談もしてましたね。僕ら家族にとって、良い使い方ができていたように思います。
 
特に小・中学生は、通信講座も手段の一つとして考えても良いのではないでしょうか。
 
通信講座については以下の記事にも書いてあるので、ご参考までに。

進研ゼミとZ会を比較【小・中学生向け通信教育教材はどちらが良いのか】

 

スマホアプリ

具体的には有名な「スタディサプリ」なんかは、うまく使えば成績アップにつながるかと思います。
 
「スタサプ」の概要を軽く説明すると、スマホやタブレットで動画授業が受けられるサービスです。
小学生講座から大学受験講座まで幅広くあり、各教科が網羅的に学習できるよう動画授業が用意されています。
料金は各コース月額1980円というのが基本で、期間限定特典で安くなっていたりもするみたいです。

 

メリット・デメリット

デメリットは、動画授業なので、受け身になってしまうことです。
人の話を聞くのは楽なので、ついついボーッとしてしまいがちです。インプットとアウトプットは「3対7」がベストな割合だと言われていますが、動画授業を見ているだけだと「10対0」になってしまいますよね。
学校の授業と一緒で、目的意識なく受けてしまうと無駄になってしまうかもしれません。要注意です。
 
メリットは、移動中にさくっと勉強できること、価格が安いことです。
スマホでさくっと勉強できます。非常に手軽です。さらに、塾や通信講座に比べてもかなり安いですよね。
自分で授業を選べるのも魅力です。苦手な教科、読んでも理解が難しい単元だけを選んで学習できるので、効率的な学習ができるでしょう。
 
「スタサプ」は14日間無料で体験できるみたいです。
0円で体験できるなら、とりあえず試してみることをオススメします。
合わなければやめればいいだけですからね。笑
 

»スタディサプリ小・中学生講座の情報を見る

»スタディサプリ高校・大学受験講座の情報を見る
 
✔︎まとめ

  • 子供が塾に行くべきか悩んだ人がすべき行動<
  • 結局、成績は自分次第です
  • 塾以外の方法とは?

 

以上です!