「子供の成績が悪くって…
将来的に良い大学にはいけないのかな?」
そんな疑問にお答えします!
✔︎目次
- 子供を成績だけで判断してはいけない
- 子供のニガテをチャンスに変えよう
✔︎記事の信頼性
僕は塾に行かず、現役で京大合格しました。
しかし、小学生の頃の成績はあまり良くありませんでした。自分自身はあまり気にしていなかったのですが、母親なんかはけっこう不安に思っていたみたいです。
そんな当時の僕のように成績の良くないお子さんを持つご両親のために、解説します!
子供を成績だけで判断してはいけない
子供を小学校の通知表だけで判断してはいけません。子供が将来的に賢く育つかどうかを判断するには、通知表の項目は不十分なことが多いです。
通知表の成績で最低評価(僕の小学校では「がんばろう」という評価でした)が多いからダメとも言い切れないし、反対にオール最高評価(同「よくできた」でした)だったとしても安心し切るのはよくありません。
項目の内容と評価をきちんと照らし合わせて考える必要があるためです。
「勉強の能力」か「生活態度」か
子供の通知表を見てみてください。項目はおおよそ2つのジャンルに別れているのがわかりますか?
つまり、純粋な「勉強の能力」か、「生活態度」かという2つです。
この2つを分けて考えましょうという話です。
通知表が返ってきたとき、「がんばろう」が多いと親としては不安になりますよね。「塾に入れたほうがいいのかな?」などと策を講じるように気持ちがすぐに切り替わればいいですが、親としてはショックを受けてしまってしばらく動けないかもしれませんね。
でも、少し冷静になって子供の通知表を見返して欲しいんです。
もしも子供の通知表で「がんばろう」がついている項目が、「勉強の能力」に関するものだったら、確かに「勉強習慣を付けさせる」などの策を講じる必要があるかもしれません。
しかし「がんばろう」が「生活態度」に関することだったなら、また考え方は変わってきます。
「生活態度」が評価されるのは小学生まで
「生活態度」は中学生以上になると、成績評価の対象からは外れます。「内申点」という概念があるので全く評価されないとは言い切れないのですが、まあ小学生の頃ほどシビアなものではなくなっているでしょう。
要するに、小学生時代に「生活態度」に関する項目が悪かったからと言って、将来的にどこまで上の大学に行けるのかということには関係がないということです。
特に大学受験はAO入試のような特殊なものを除いて「勉強の能力」だけが点数化される世界なので、「生活態度」が関係することはありません。
もちろん「生活態度」の項目が悪くてもいいと言っているわけではないです。ご家庭で子供自身とよく話し合って、しつけることも必要でしょう。ただ、将来的に行ける大学のレベルという意味では「生活態度」の成績が悪いのを見て悲観することはないということを言いたいわけです。
「人の話をきちんと聞く」が最低評価だった6年間
僕は「人の話をきちんと聞く」という項目が6年間、常に「がんばろう」でした。
他にも「字がきれい」みたいなのも「がんばろう」だったと思います。「生活態度」の項目にはけっこう「がんばろう」が多かったようですが、まあ気にしていなかったのであんまり覚えていません。笑
ただ、「人の話をきちんと聞く」に関してはよく覚えています。その項目を見たときに小学生の頃の僕は、「別にテストの点数さえ良ければなんでもよくない?」と不思議に思ったからです。
嫌な子供ですね。笑
まあでも子供ながらに、「教科書を読めばわかることなのに、どうして話を聞かなきゃいけないんだ? 授業は勉強ができるためにあるんだから、その目的を果たしていれば必要ないんじゃないのか?」みたいなことを考えていたわけです。もちろんここまで言語化できてはいなかったでしょうけどね。
子供は親が思っているよりも、しっかりと自分なりの意見を持っている場合があります。成績が悪い子供に対しては、「どうしてこの項目の成績が悪いと思う?」みたいに尋ねてみてはいかがでしょうか。そして一緒に対策を考えるのです。
もし子供が当時の僕みたいな考え方をしていたら、「でも先生の立場になってみると、一生懸命に教えているのにちゃんと聞いてくれなかったらどう思う?」というように「相手の立場になって考える」ことを教える良い機会になるかもしれません。
通知表をただの成績評価の道具ではなく、親子の対話をうむきっかけに変えられれば素敵ですよね。
子供のニガテをチャンスに変えよう
通知表は「勉強の能力」、「生活態度」に関わらず、子供が現時点でニガテとしていることを知ることができる便利なツールです。
通知表をうまく活用して、「子供のニガテ」を「能力を伸ばすチャンス」に変えてしまいましょう。
子供に「お習字」を習わせた母親
また僕の例を出して申し訳ないのですが、先ほど通知表で「字がきれい」がいつも「がんばろう」だったと話しました。
そんな僕をみかねた母は、僕に「お習字教室」に通わせたのです。
僕としてはあまり乗り気じゃなかったのですが、仲の良い友達が通っているところを母親に提案されて、うまく誘導されました。
最初の方はあんまり真面目にやっていなかったのですが、やってみるとその奥深さに気がつき始めました。すると自分からのめり込んでいくようになり、中学生になって友達がみんな辞めてしまっても一人で通い続けました。そしていつの間にか書道教室が開けるレベルの段位を取っていました。笑
ニガテは得意の元
「失敗は成功のもと」なんて言いますが、失敗から学んで改善策を講じて努力した場合のみこの言葉が真実となります。
ニガテも同じで、改善策を講じて努力すると得意を生み出せるわけです。
先ほどの僕の例で言うと、母親がうまく策を講じたわけですね。もちろん楽しくなって努力するかどうかは本人次第なところもあるのでどうしようもないですが、親としては環境を作るところまでやってあげることが大事でしょう。
子供が数学がニガテなら、ドリルを買って一緒にやってみる。国語がダメなら一緒に本を読む時間を作る。
強制しない形で子供をうまく促す方法はいくつかあると思います。できれば放置したり、塾に入れたりはしないであげてください。難しいですが、トライしていきましょう。
✔︎まとめ
- 子供を成績だけで判断してはいけない
- 子供のニガテをチャンスに変えよう
以上、「子供を成績だけで判断してはいけない」でした!