Z会を小学生から中学生まで使った僕の体験談【京大に現役合格しました】

「Z会の教材ってハイレベルすぎないの?
自分の子供にさせられるのかな?」
 
そんな疑問が解消されます。

 

✔︎目次

  • Z会を使った体験談
  • Z会を使って感じたこと
  • どんな子供におすすめか

 

✔︎記事の信頼性
僕は小学4年生から中学を卒業するまで、Z会の教材で勉強していました。
高校になっても塾に行くことなく、最終的には現役で京大に合格したのですが、Z会で学んだ基礎が役立ったと感じています。
その体験談をお話しします。

 

Z会を小学生から使った体験談

毎週土日は勉強

毎週土日、朝の10時から1時間は勉強の時間と決まっていました。場所はリビングです。3歳上の姉が勉強しているのを目の前で見てきたので、小さかった僕は「そういうものなんだな」と受け入れていました。両親はうまくやったと言えるでしょう。
小学3年生までは「ドラゼミ」をやっていました。教材にドラえもんが登場して楽しく学べる通信教育です。あまり難しくなく、学校の予習or復習として役立っていたように思います。

 

突如始まったZ会

小学校4年生になったとき、気がついたら僕の教材はZ会になっていました。
「なにこれ?」と僕が訊くと、
「もう高学年やからな。ちょっと難しいのやってみーへん?」と父は言いました。
僕はよくわからないものの、まあ教材なんて何でも良いと思っていたので、特に反抗しませんでした。

 

とにかく難しい…

そうして始まったZ会ですが、めちゃくちゃ難しかったのを覚えています。
僕の場合は「英語・算数・国語」の3教科を受講していたのですが、どれも骨のある問題ばかりでした。
問題のうち、半分くらいは基本問題なので何とかなりましたが、応用問題にはかなり頭を悩まされました。さらにハイレベルコース限定の発展問題というものもあって、そちらは太刀打ちできないものも多く、答えを見て理解するのが精一杯なことがほとんどでした。
特に難しかったのは現代文でしたね。当時の僕が聞いたこともないような語彙が頻出したり、難しい概念についての論説文を読まなくてはいけなかったり。問題の解答・解説文を理解することすら難しかったです。
負けず嫌いな性格だったので、何とか続けられましたが、すぐに落ち込むタイプの子供だったら最初のうちで辞めていたかもしれないと思います。

 

父のサポート

負けず嫌いとはいえ、心が折れそうになる時もありました。特に始めたての頃は一番しんどかったように思います。
乗り越えられたのは、父のサポートのおかげでした。
僕と姉が勉強しているとき、父はいつも隣でコーヒーを飲みながら新聞を読んだり、台所の母と話をしたりしていました。そして姉や僕が困っているときや質問があるときだけ答えてくれるのです。
Z会始めたての僕はいつも困っていたので(笑)、父を頼りました。
「ここが教材を読んでも理解できない」というところを、父に噛み砕いてもらって理解する。これを繰り返していった感じです。
 
そうやって毎週やっていると、慣れというのは不思議なもので、だんだんと教材についていけるようになっていきました。難しい文章を読んだり、難しい概念や図形の問題を理解したり。そんなことが少しずつできるようになっていったんです。頭脳が鍛えられている実感がありました。
こうして一番大変な時期を乗り越えることができたので、それ以降も多少は苦労しつつ続けられたように思います。

 

Z会を中学でも継続

中学に上がっても、Z会を続けました。土日にZ会で予習して、学校の授業で復習するというサイクルです。公立中学だったからか授業は難しくなく、Z会で難しい勉強に慣れていた僕にとって、すごく楽に感じました。
高校受験の時期にはZ会だけでなく、入試問題の過去問をやったり、それに近い問題を参考書でやったりしていたように記憶しています。第一志望に合格しました。
高校は公立の進学校に進みました。同じ高校を卒業した姉が、学校の勉強だけで手一杯だし十分だから、通信教育は辞めたほうがいいと教えてくれました。それで中学まででZ会を辞めることになりました。6年間もお世話になったことになりますね。

以上が僕とZ会との歩みです。

 

Z会を使って感じたこと

Z会を使って良かったことと悪かったこと(メリット・デメリット)をまとめます。

 

デメリット

デメリットは1つです。
とにかく「しんどかった」こと
 
難しすぎる問題に歯が立たないという経験は、なかなかつらいものでした。
あのまま勉強嫌いになってもおかしくなかったくらい、最初のうちは大変でした。
父のサポートと負けず嫌いな性格のおかげで何とかやっていけました。幸運だったと思います。Z会の前により簡単な教材で勉強する習慣を作っておいて、それからZ会に移行していったというのも、良かったように思います。
 
もしこれを読んでいる方で、ご自分のお子さんにZ会をやらせようか迷っている人がいれば、そこはよく考えた方が良いです。子供の性格、親がサポートできる状況か、というところをよく吟味しましょう。

 

メリット

メリットはたくさんありましたが、3つに絞ります。

  • 思考力がついた
  • 読解力がついた
  • 「努力すれば何とかなる」マインドが身についた

 

思考力がついた

小学生には酷なほど難しい問題にチャレンジすることで、脳が鍛えられて思考力が身につきました。
特に数学の問題や、国語の論説文には鍛えられましたね。ややこしい図形、複雑な概念について考える訓練ができたと思います。
例えば今、仕事でプログラミングを使うことがありますが、その学習がそこまで苦でなかったのは、この思考力のおかげかもしれません。昔は勉強が大人になってから役に立つとは思っていませんでしたが、25歳になった今、やっておいて良かったと心から思えます。

 

読解力がついた

読解力は本当についたと思います。
読解力は「読んで理解する力」です。国語の現代文の問題に限らず、「テキストを読んで内容を理解する」力がついたことで、全教科に良い影響がありました。
特にそれを感じたのは、大学受験のときです。参考書を読むだけで内容が理解できるので、塾に行って先生に教えてもらう必要がありませんでした。膨大な量を効率的に勉強できました。
また、大学入学後は年間200冊ほど本をよむようになりましたが、そんなことが可能なのもこの読解力のおかげかなと。文章を読むことにハードルがなくなりました。ビジネス書や難しい古典作品もあまり苦労せず読めるので、仕事や教養につながっていると思います。

 

「努力すれば何とかなる」マインドが身についた

これが一番大きいと思うのですが、「努力すれば自分は成長できる。何とかなる」ということを、心から信じられるようになりました。
最初は全く歯が立たなかった問題が、頑張っているうちにできるようになってきた。この体験を10歳の段階でできたのが大きかったように思います。
それは大変だった大学受験において、頑張る勇気を僕にくれましたし、最近では仕事で困難に立ち向かっても、頑張れば何とかなると思うことができる強力な根拠になっています。人生全般的に、良い影響があったと言えるでしょう。

 

どんな子供におすすめか

Z会が合う子供の特徴
Z会をおすすめするのは、次のようなお子さんです。

  • 負けず嫌いな性格
  • 学校の勉強が物足りなさそう
  • 単純な暗記よりも複雑なパズルなどが好き

もともとこれらの特徴を持っているお子さんには、Z会が合うのではないかなと思います。

 

Z会で成長できる

付け加えたいのは、お子さんに大きく成長して欲しいと願う場合も、Z会をおすすめできるかなということです。
僕がZ会を通して、「努力すれば難しいことでも何とかなるんだ」と思えるようになったように、難しい教材にチャレンジしていく中で成長できる可能性があります。そうなれば最高ですよね。
それにはお子さん本人の努力だけでなく、親御さんの努力が不可欠です。
「そんな時間ないよ」と思われるかもしれませんが、大事なお子さんの将来がかかっています。無理やりでも時間を捻出しましょう。
応援してます!

 

✔︎まとめ

  • Z会を使った体験談
  • Z会を使って感じたこと
  • どんな子供におすすめか

 

通信教育に関しては、以下の記事にも載せているのでご参考までに。

進研ゼミとZ会を比較【小・中学生向け通信教育教材はどちらが良いのか】

以上です!