「うちの子には、学校の勉強よりも大切なことを学ばせたい」
「とはいえ学校の成績も気になる…」
そんな小・中学生のママさんに向けて、僕の考えを書きます!
- 勉強よりも大切なことを子供に学ばせる方法
- 余った時間を何に使うか【勉強よりも大切なこととは】
✔︎記事の信頼性
僕は塾に行かず、現役で京大に合格しました。
ガリ勉タイプだったわけではなく、小学生のときは毎日友達と遊んでいましたし、中学や高校では吹奏楽部での活動に熱中していました。その間、趣味のピアノも毎日1時間くらい弾いていましたし、スイミングやお習字のような習い事もがっつりやっていました。自分で言うのもなんですが、勉強だけに偏らずに上手くやれていたなと思います。
こういった経験を持つ僕が解説します!
勉強よりも大切なことを子供に学ばせる方法
結論:勉強を効率良くクリアしよう
結論から先に言うと、「勉強を最小限の時間で効率良くクリアさせて、残ったたくさんの時間で遊びや習い事をさせる」のが一番良いと思います。
これを読んでいるあなたは、「子供に勉強よりも大切なことを学んでほしい!」と思っていますよね。でも本音を言うと、「勉強もしっかりとできたうえで、勉強よりも大切なことも学んでほしい!」のではないでしょうか。
こう書くと欲張りみたいですが、子供の将来を思う親なら当然ですよね。勉強もそれ以外も、両方大事です。
それでは、どうやったら勉強を効率良くクリアできるでしょうか?
勉強を効率よくクリアする方法
ポイントは以下の3つです。
- 家での勉強習慣
- 塾はおすすめしない
- 参考書や通信教育をうまく利用する
家での勉強習慣
子供に家での勉強習慣を身につけさせておくことが、個人的に一番大事だと思っています。
家での勉強なら拘束されず、自由な時間にできます。それに対して学校や塾での勉強は最初から拘束時間が決まっています。それも毎日数時間という長さです。
中学受験や高校受験の前だったら別ですが、普段の勉強に毎日数時間も必要ありません。
学校の勉強についていくだけなら、毎日の宿題と、土日に1時間ずつくらいの予習ができていれば十分でしょう。
とはいえその勉強習慣を作るだけでも大変で、だんだんと子供が学校についていけなくなって塾に入れることになってしまいます。そしたら子供が遊んだり習い事をしたりする時間が減ってしまうわけですね。
具体例として、僕の場合は小学校1年生から土日の朝10時から1時間ほどは勉強の時間と決まっていました。面倒な勉強は午前中に終わらせて、昼以降は遊びや習い事を目一杯楽しんでいました。
小学校低学年くらいから勉強習慣をつけさせられるとベストですね。もちろん、中学生でも頑張ればまだ間に合います。親子協力して、勉強習慣をつけましょう!
塾はおすすめしない
これまでも何度か触れましたが、「勉強以外のことも学ばせたい」場合、塾はおすすめしません。
理由は2つです。
- 拘束時間が長すぎる
- お金がかかる
拘束時間が長すぎる
塾は拘束時間が長すぎます。
もちろん塾によってまちまちですが、放課後1時間を週4とか、日曜日の午後3時間とか、不必要に長すぎるものが多いように思います。
また、一番遊びたい放課後や休日の午後を潰されるのも、子供にとっては痛いですよね。無用なストレスでしょう。
遊びや習い事をしたい場合は、塾が足かせになる可能性が高いです。
お金がかかる
これも塾によってまちまちですが、やっぱりお金は多くかかりますよね。
お金持ちの家だったら良いのですが、僕のように庶民的なお家では、塾代も家計の痛手になり得ます。
むしろ塾に行かないことでお金を節約して、他の習い事にお金をかけた方が賢いと思います。他の習い事の方が安いことも多いですしね。節約しつつ、子供の個性を伸ばせて、お得です。
塾に関してはこちらの記事にも載せていますので、ご参考までに。
参考書や通信教育をうまく利用する
勉強を効率良くクリアするためには、参考書や通信教育をうまく利用するのが効果的です。
参考書
参考書は教科書の代わりとなる「解説型」のものと、ドリルや問題集と言った「問題型」のものを、各教科1冊ずつ用意すれば良いでしょう。
教科書は無機質で子供に優しくないので、子供があまり抵抗なく読める「解説型」の参考書があると良いです。また、読むだけでは絶対に身につかないので、問題を解く訓練も必ずしましょう。特に算数・数学は、問題演習によるアウトプット必須です。
おすすめの参考書を2つだけ載せておきます。
通信教育
参考書のところで言った、「解説型」と「問題型」の教材が揃っているのが、通信教育です。
いちいち自分で各教科を選ぶ必要がないので楽かと思います。しかし、その分かかるお金は高めかもしれません。
それでも、「赤ペン先生」のような、勉強を習慣化するための工夫、サポートがあるのでお金を払うだけの価値はあるかと思います。長年生き残っている大手は特に、教材は洗練された良質なものになっているので、教材選びで失敗するリスクも減らせますね。
ちなみにおすすめは、「進研ゼミ」と「Z会」です。
通信教育については以下の記事にも書いているので、ご参考までに。
余った時間を何に使うか
さて、ここまでで勉強を効率良くクリアする方法を述べてきました。
では余った時間を何に使えば良いのでしょうか?
その辺りに少しだけ触れておこうと思います。
勉強よりも大切なこととは
勉強よりも大切なこととしてよく言われているのは、「豊かな人間性」や「個性」といったものです。
偉い学者さんがこれからはロボットやAIが得意としている、「計算」とか「単純作業」の能力は必要なくなる、なんてことを言うのを耳にするようにもなりました。だからこそ「豊かな人間性」や「個性」が大切なのだと。
これらはすごく大事な気はするんですが、漠然としていてよくわからないと思いませんか?
でも、そんなに難しい話ではないと思うんですよね。もっとシンプルです。
僕が思うに、大切なのは「何かに詳しいこと」です。
「○○オタク」がその人の価値になる
「何かにすごく詳しい」、「〇〇オタク」と言うのは、その人の個性であり価値になります。
あなたもお友達と話していて、何かにすごく詳しい人の話を聞くと楽しくないですか?
ファッションとか、伝統芸能とか、クラシック音楽とか。
それに何かに詳しいと、仕事においても自分にしかできない価値を出せるかもしれません。
例えば僕の本業は半導体の技術者なのですが、膨大なデータを整理しなければいけない場面があって、趣味で勉強していたプログラミングが役に立ちました。
他にも、営業マンだったら、得意先と「好きなゲーム」がたまたま一緒で、ゲームの話で盛り上がれるかもしれません。
上司への報告資料のデザインには、趣味のイラストを描くことが役に立つかもしれない。
たくさん小説を読む人だったら、相手の気持ちに敏感になって、他人に優しくなれたり、気遣いができるようになったりするかもしれません。
こう言ったように、「何かに詳しいこと」、「〇〇オタクであること」が個性や豊かな人間性につながります。
子供の「熱中」を見守る
「何かに詳しいこと」が大切だと言いました。
「中でも、何に詳しいと良いの?」と思うかもしれません。
結論として、「何でも良い」と思います。
どんな知識や経験でも、役に立つかどうかは本人次第だったりします。ですから、とにかく本人の適性に合うもの、自然と熱中できるものを尊重してあげれば良いと思います。
それが「英語学習」や「プログラミング」といった、世間的に立派だと言われるようなことである必要はないです。
親御さんが嫌な顔をしがちな「ゲーム」でも、熱中しているうちは好きなだけやらせればいいと僕は思います。実際「マインクラフト」や「どうぶつの森」が創造性を高めると言う研究結果も出ていますしね。(メンタリストDaiGoさんのYouTube動画の受け売りです。笑)
僕が小さな頃は、「粘土遊び」に熱中していました。粘土でウルトラマンや怪獣を作って、自分で物語を想像して、遊んでいたんです。毎日のように何時間でも、飽きるまでやっていました。
正確なところはわからないけれど、集中力が鍛えられたかもしれませんし、想像力が鍛えられたかもしれません。大人になった今、焼き物への興味があって良い趣味になっているのは、幼少期の粘土遊びのおかげかもしれませんね。笑
子供が熱中したら好きなだけさせてみること。子供がやりたいと言った習い事をやらせてみること。
これが大事なんではないかと思います。
まとめ:勉強は効率化。残った時間は子供の「熱中」に当てる
記事のポイントをまとめます。
- 勉強を効率化しましょう
- 家での勉強習慣が鍵です
- 参考書や通信教育をうまく利用しましょう
- 余った時間で遊びや習い事に
- 子供の「熱中」を尊重しましょう
なんとなくイメージはつきましたか?
イメージがついたら、早速行動しましょう。
特に子供に勉強習慣をつけさせるなんて大変そうですが、まずは行動してみることが大事です。いろいろなことを試しながら、ご家庭に合った方法を見つけて行ってほしいと思います。
参考記事:進研ゼミとZ会を比較