センター日本史の勉強方法【大学受験の暗記科目】

「大学受験の日本史ってどうやって勉強するの?
特殊な暗記方法とかあるのかな?」

そんな人のためにお教えします!

✔目次
□センター日本史の勉強方法
・結論は「教科書を丸暗記」
・なぜ「参考書」ではなく「教科書」を丸暗記なのか
・戦略として参考書を選ぶのはアリ
□暗記のコツ
・思い出し回数を増やす
・メモリーツリーを作る
・あとはひたすら教科書を読む

僕は塾に行かずに現役で京大合格しました。

理系なので2次試験対策はしたことがなく、分かりません。ここではセンター日本史のみ解説します。

センター試験では日本史を選択しました。本番の点数は97点(1問間違い)でした。

では最初から日本史が得意だったのかと言うと、ぶっちゃけ苦手でした。というかセンター試験本番の2週間前に過去問を解いてみたら、50点しかとれなくてめちゃくちゃ焦りました(笑)。

そんな僕がどうやって点数を上げたのか、ご紹介します。

センター日本史の勉強方法

結論は「教科書を丸暗記」

センター日本史の勉強方法は「教科書を丸暗記」です。

色々と試しましたが、教科書を丸暗記するという最も愚直な方法が一番効果的でてっとり早いことが分かりました。

なんだそんなことかよと思ったかもしれません。しかしこの事実を知っておくことは、けっこう大事だと思っています。

というのも、このことを知っておけば、時間とお金の浪費を防げるからです。

世の中には色々な参考書がありますよね?
図やキャラクターの絵があって楽しく勉強できたり、教科書よりも平易な言葉で書かれていたり、よりどりみどりです。
でも、センター日本史の勉強に関しては、それらは買わないことをオススメします

なぜ「参考書」ではなく「教科書」を丸暗記なのか

どうして「教科書」でなければいけないのかというと、参考書では90点しか目指せないけど、教科書なら100点を目指せるからです。

センター試験は教科書に忠実に作られています。

詳しいことは教科書を読んで全て理解できれば受験勉強は終わりです【塾も授業も要らない】にもまとめていますので、ご参考までに。

教科書に載っていさえすれば出題されるので、毎年数問は、ものすごく細かいところが出題されています

例えば「ペリーが来航した港の位置は地図でいうとどこか」みたいな問題です。教科書には載っているけど、太字にもなっていないようなマニアックなことでも出題されます。

参考書のほとんどは、頻出の問題のみをとりだして書かれています。覚える量を減らして、読者にとっつき易さを感じてもらおうとしているのでしょう。それ自体は悪いことではありません。

ただ、センター日本史直前の勉強としてはオススメしません。なぜなら、参考書を理想的に完璧に覚えても、まあすごく良くて90点くらいしか取れないからです。

そもそも参考書に載っていない問題が本番で数問出るので、そのくらいになります。

それに対して教科書を完璧に覚えれば、100点がとれます。その分覚える量は増えますけどね。

完璧に覚えられる人はなかなかいないので、期待値としては「参考書:80点」、「教科書:90点」もとれればそうとう優秀という感じでしょうか。

戦略として参考書を選ぶのはアリ

参考書では頑張っても80点。

このことを理解した上で、戦略として参考書を選ぶのならアリです。志望校によってはセンター日本史の配点が低いところもあります。その場合は他の教科に時間を割くため、覚えることの少なくてとっつき易い参考書を使うのは良い考え方です。特に苦手意識の強い人なんかはその方が良いかも。

そこはまあ、各自の判断にお任せします。

暗記のコツ

暗記の方法については暗記のコツは脳を騙すこと【間違った勉強法、していませんか?】にまとめています。

ここでは軽く触れる程度にします。

思い出し回数を増やす

「あれなんだっけな…、思い出した!」

この回数を増やす勉強法です。

「平安京遷都は何年だったかな…、794年だ!」

みたいな。こういう「思い出し回数」を増やすと、脳が「これは重要な情報に違いない」と思い込んで、記憶してくれます。

教科書を読みながら、「そういえば前のページには何が書かれていたかな?」と何度も思い出しましょう。分からなかったらすぐに答えをみて、また少ししたら思い出す。これを繰り返すと良いです。

メモリーツリーを作る

簡単に言うと、いくつかの暗記項目を自分なりに分類する暗記方法です。似た事柄を脳内の同じ抽斗に入れるイメージ。

事柄どうしを結び付けておくと、どれか一つを覚えていれば全部思い出せる、という状態になるので、暗記の方法として効果的です。

例えば、「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」なんかは「天下統一関係」として同じ抽斗にしまっている人も多いでしょう。そんな感じです。

分類のしかたが良く分からないという人もいるかもですが、ほんとになんでもいいですよ。

「源頼朝、1185年、源義経、平清盛」とか、綺麗にカテゴリーがなくても「自分的にはセットで覚えられるなあ」って感じで大丈夫です。

あとはひたすら教科書を読む

センター日本史勉強の9割は、教科書を読むことです。書いたりまとめたりするのは時間の無駄が大きいのでオススメしません。

ただ漠然と読んでいてはだめですよ!
あくまでも、上記の暗記方法を実践しながらです。インプットだけでなく、それ以上に「思い出す」というアウトプットをしましょう

実際僕も、年明けからセンター試験本番までは、ほとんどの時間を日本史の教科書を読むことで費やしました。

朝起きて教科書の昨日覚えたところを思い出す。通学の電車で読む。最寄駅から学校まで歩きながら読む。休み時間も読む。授業中もたまに読む。帰ってからもご飯とお風呂以外は読む。

このくらいやらないと2週間で47点も上がりません(笑)

9割は教科書を読む。残りの1割で過去問を解きましょう

解いては理解の曖昧な所を教科書でチェックします。これを繰り返して、さらに記憶を定着させていけばバッチリです!

✔まとめ
□センター日本史の勉強方法
・結論は「教科書を丸暗記」
・なぜ「参考書」ではなく「教科書」を丸暗記なのか
・戦略として参考書を選ぶのはアリ
□暗記のコツ
・思い出し回数を増やす
・メモリーツリーを作る
・あとはひたすら教科書を読む

以上、「センター日本史の勉強方法」でした!