「志望校合格するには、特殊な勉強をしなきゃいけないんだよね?
塾に行ってコツを教えてもらわなきゃ合格できないよ
受験勉強と学校の勉強は別なんだよ」
そんな風に思っているかもしれませんが、違います。
受験勉強について上記のような誤解があると、非効率的な勉強をしてしまって合格から遠ざかってしまうこともあるでしょう。そんな事態を防ぐために、本記事を通して受験勉強の本質を知ってもらえればと思います。
本記事の内容
・教科書を全て理解できれば受験勉強は終わり
・全ての入試問題は教科書から作られている
・では学校の授業や塾とはなんなのか?
僕は塾に行かず、現役で京都大学に合格しました。
高校生のころ、受験勉強というものを研究して得た答えが、「学校の教科書さえ全て理解できればいいんだ」ということでした。その気づきのおかげで、僕は合格できたのかもしれません。
その体験談を交えてお教えします!
教科書を全て理解できれば受験勉強は終わり
受験勉強であろうが、テスト勉強であろうが、教科書さえ全て理解できていれば100点が取れます。
ほとんどの問題は教科書をもとにして作られているからです。
入試問題は教科書から作られている
そもそもみなさんが使っている教科書は、「教科用図書検定」という国が定めた基準を満たしているのか、文部科学大臣によって検定され、承認されたものです。
そのような厳しい検定をくぐり抜けた教科書は、中高生が身に着けるべき事柄を過不足なく網羅したものに仕上がっています。
入試問題というのは、中高生が身に着けるべき事柄をどの程度身に着けているのかを調べる問題となっているので、芸術系の学校など一部の例外を除いて、教科書に載っていない事柄が出題されることはありません。
僕の場合、受験ではセンター試験と京大の2次試験を解きました。
特にセンター試験は国が作っているだけあって、教科書そのままの内容が出ている印象でした。理系科目は分かりやすくて、ほとんど教科書に載っている演習問題レベルの問題が出てましたね。
英語も、知識として必要な文法や単語は全て教科書に載っていたものだし、日本史なんて教科書の載っていることがそのまま出るだけの試験です。
国語の現代文は難しいですが、教科書で読解力や小説の書き方のパターンが分かっていれば解けますし、古典や漢文は教科書レベルでした。
京大の2次試験は難しいです。特に数学なんかは全く歯が立たない問題も多い。受験生の当時は苦労したものですが、今になって落ち着いて考えると、結局組み合わせの問題なんですよね。
教科書にも載っているような基礎的な知識をうまく組み合わせれば、どの問題も解けるようになっている。多少の応用練習は必要かもしれませんが、抜け漏れなく教科書を理解していれば解けるはずなんです。むしろ、教科書を理解していないと、それこそ1問も正解できないなんてことになります。
どれだけ難しい問題でも、解くのに必要な知識は全て教科書のなかに書いてあるんです。
これは言い換えれば、「基礎が大事」というありきたりな真理だったりもします。でもこれ、ガチです。
知識を応用する訓練として、問題集を解く必要はあるでしょうが、入試問題というのは基本的に何か特殊な勉強を必要とするようなものではないということです。
そのことを理解していただければ幸いです。
では学校の授業や塾とはなんなのか?
ここまで、教科書を読んで理解できていれば受験勉強は終わりだという話をしました。
では、学校の授業や塾とは、なんなのでしょうか?
僕が思うに、それらはあくまでも補助的なものだと捉えたほうが良いでしょう。
人の話を聞いたほうが、読むよりも楽です。読むよりも話を聞いた方が理解しやすいという人が大半でしょう。
しかしながら、スピードや効率を考えると、人の話を聞いて理解する勉強ばかりでは受験に間に合わないかもしれません。
話を聞いて1つ知識を蓄えている同じ時間教科書を読めば、読むのが遅い人でも3つは知識を頭に入れられるでしょう。
また、人の話は早送りできませんが、読むスピードは慣れとともにどんどん上がっていくので、より多くの知識を蓄えることができます。
効率の良い勉強をするために、基本的には読んで理解することをしつつ、どうしてもわからない、理解しがたい部分のみ授業や塾、先生への質問などでカバーするのが良いでしょう。
勉強とは基本的に「読んで理解する作業」だと思ってください。
まとめ
・教科書を全て理解できれば受験勉強は終わり
理由:入試問題が教科書の知識だけで解けるから
・全ての入試問題は教科書から作られている
難しい問題は知識の組み合わせ
・では学校の授業や塾とはなんなのか?
勉強は基本的に「読んで理解する」作業
以上、「教科書を全て理解できれば受験勉強は終わりです」でした!