「勉強は質と量どっちが大事なの?
沢山やっても意味がないのかな
質を上げる方法って何?」
そんな悩みにお答えします。
✔目次
□勉強は質より量が大事
・勉強は質より量です
・量をこなさなければ質は上がらない
・僕の失敗談
・とはいえ、漠然とやっていてもダメ
□質を上げる方法
・「計画」→「実行」→「評価」→「改善」
・PDCAサイクルで質(=効率的な勉強方法)を向上
・例:英語のテスト勉強の場合
・テーマを持って勉強しよう
僕は塾に行かず、現役で京都大学に合格しました。
だからといって最初から勉強ができたかと言うと、そんなことありませんでした。
小学生のころは都道府県もろくに覚えられないような凡人でした。
凡人以下ですね(笑)
ただ、凡人だったからこそ、「何とかしよう」と色々な勉強方法や勉強に対する考え方を必死で調べました。
そのおかげで結果的に京大に入れたので、むしろ「中途半端な才能がなくて良かったなあ」と思います。
さて、「勉強は質か量か」という普遍的な議論についても、僕は自分なりの正解を見出してきました。
受験を終えてそれなりに人生経験を積んだからこそ見えるものもあります。
そんな僕がお教えします。
勉強は質より量が大事
「勉強は質か量か」といった議論はある意味「定番」になっています。周囲に「もっと質を上げないと意味ない」なんて言われて悩んでしまうのも、中高生あるあるです。
そんなの気にせず勉強できる人ならいいのですが、この記事を読んでいる人は悩んでいたり、こういう「勉強論」みたいなのがすきな人だと思うので、じっくり解説していきます。
結論、勉強は質より量です
「勉強は質より量だ」と言い切ります。とりあえず量をこなすことが最も大事です。
量をこなさなければ質は上がらない
そもそも量と質は、対立する概念ではありませんね。「量×質」という掛け算が勉強の成果になります。
まあ言ってしまえば、両方とも大事ってことになっちゃいますね(笑)
でも、僕は先ほど「勉強は質より量だ」と言い切りました。
その理由は、「量をこなさなければ質は上がらない」からです。
最初から効率よく勉強できる人はいません。
どんなに優秀な人でも、最初のうちは効率の悪い勉強をしてしまったり、それによって点数が上がらなかったりという経験を積んで、だんだんとできるようになっていきます。
勉強の質は、経験を積むことで上がっていくわけです。
勉強だと分かりにくいので、スポーツで考えてみましょう。
野球の初心者は、試合に活かせるかという意味では効率的でない筋トレ、素振りをしてしまいがちです。
それが、すさまじい練習量をこなして、だんだんと慣れてくると、「最速で一塁ベースまで走るために必要な筋肉はどれか」とか、「点を取るための正しいスイングフォームはどうか」といったことなんかが、実践を通して分かってきます。
「野球のツボ」を理解していくという言い方もできるでしょうか。
そうしてだんだんと、効果的な練習ができるようになってきます。
同じように、勉強でも「勉強のツボ」を理解することで質が上がっていきます。質を上げる方法に関しては後述します。
僕の失敗談
ここで、「質よりも量が大事」の具体例として僕の失敗談をお話します。
僕は高校時代、「英語」がどうもニガテでした。
当時の僕は、「数学や理科に比べて、英語は勉強してもあんまり点数が上がらないから時間を割いても無駄だ」と考えて、あまり勉強していなかったんです。
今から思うと未熟な考え方です。ニガテな教科にこそ伸びしろがあるんですけどね。
勉強するのが面倒というだけのくせに、もっともらしい理由で自分を満足させていたんですね。
いよいよ高校3年生になって、僕はやっと焦り出しました。
「英語をなんとかしないと…」
そこでようやく、英語に力を入れ出しました。
得意な友達に勉強方法を教わったり、自分で試してみたりしながら、どうすればテストの点数が上がるのかを研究しつつも、とにかく勉強時間を増やしました。勉強の「量」を増やしたわけです。
そこから色々な苦労があったわけですが、まあ長くなるので割愛します(笑)
そうして、「テスト範囲の英文を全部覚えればいいんだ」ということに気がつき、「暗記の方法」なんかもだんだんと身に着けて行って、やっとこさテストで90点以上取れるようになっていきました。
受験を考えるとギリギリでした(笑)
勉強量を増やしたことで、質も上がったわけですね。
こうして僕はずいぶん遅くなったものの、なんとかニガテな「英語」を克服したのでした。
(この辺りの話は英語のテストで90点を取るための勉強方法【中学生・高校生むけ】にも書いてあるので、ご参考までに)
とはいえ、漠然とやっていてもダメ
ここまで、「勉強は質よりも量だ」という話をしてきました。
しかしながら、「よーし、じゃあとにかく量をこなすぞー」といって漠然とやっていても、成果に繋がらないことがあります。
どのような勉強の量のこなし方をすれば、質が上がっていくのか。
次にその方法を解説します!
質を上げる方法
「計画」→「実行」→「評価」→「改善」
質を上げるためには、
「計画」→「実行」→「評価」→「改善」
という流れに沿って勉強すると良いです。
どのように勉強するのかを「計画」
↓
計画を「実行」
↓
成果が出たのかどうか「評価」
↓
より成果を出すために「改善」
これを繰り返します。
これはPDCAサイクル(Plan(計画), Do(実行), Check(評価), Action(改善)の頭文字をとったもの)と言って、社会人1年目の新入社員なんかが研修で習うやつです。
仕事の質を上げるうえでも一般的に重要だと思われている考え方ですね。
これを勉強にも応用しちゃおうってことです!
PDCAサイクルで質(=勉強方法)を向上
PDCAを繰り返す(PDCAサイクルを回すという言い方をします)と、勉強の質が最速で上がります。
どうやって勉強したら成果(点数)に繋がるのか、効率的で自分に合った勉強方法をどんどん探していけるんです。
実際僕も、「PDCAサイクル」という言葉自体はしりませんでしたが、自然と同じようなことをやっていたおかげで成績が上がりました。
とはいえ、さっきの説明ではよくわかりませんよね。
ということで具体例を示します!
例:英語のテスト勉強の場合
具体例として、僕が高3で実践した「英語のテスト勉強」についてのPDCAサイクルをお話します。
【計画】
「英語は音読すると良い」という情報を得たので、テスト範囲の英語を全て5回ずつ音読してみよう
【実行】
テスト5日前から、テスト範囲の英文を毎日1回ずつ音読。
【評価】
テスト結果は普段の70点から75点にアップ。
音読で覚えていたので、英文からの抜出し問題や細かい前置詞を問う問題で少し点数を稼げた。
【改善】
英文を覚えていれば良いのなら、声に出して読む必要はないのでは?
次は英文を完璧に覚えることにしてみよう。
こんな感じです!
やってみた結果と、結果が出た原因を考えてから、次の行動計画を考えるみたいなことですね。
テーマを持って勉強しよう
PDCAサイクルとか言われても難しいよって人もいるかもしれません。
より分かりやすく言うなら、「テーマを持って勉強しよう」ということでしょうか。
漠然と勉強するのではなくて、常に「どうやって勉強したらいいのか」を考えつつ、試しながら勉強するということです。
勉強しながら勉強方法を考えるわけです。
自分に合った勉強方法は、自分で見つけるしかありません。100人いれば、100人の勉強方法があります。
暗記のコツとか、脳科学的に正しいやり方があるものもあります。でも、それぞれの好みによる部分もけっこうあります。
例えば、「音楽を聴きながら勉強するかどうか」、なんてのは、それぞれの好みだったりしますね。
「今日はこんな風に勉強してみよう」というテーマを持って勉強することで、自分に合った勉強方法を探していってください。
それが勉強の質を上げる一番の方法です!
✔まとめ
□勉強は質より量が大事
・勉強は質より量です
・量をこなさなければ質は上がらない
・僕の失敗談
・とはいえ、漠然とやっていてもダメ
□質を上げる方法
・「計画」→「実行」→「評価」→「改善」
・PDCAサイクルで質(=効率的な勉強方法)を向上
・例:英語のテスト勉強の場合
・テーマを持って勉強しよう
「勉強の量をとにかく増やす! ただしちゃんとテーマを持ってね!」
これが今回のまとめです。
頑張ってください、応援してます!!
以上、「勉強は質より量です」でした!