「参考書ってたくさんあってどれを選んでいいかわからない
選び方のコツとかないの?」
そんな人のために、参考書選びのポイントをまとめました。
✔︎目次
参考書の選び方のポイント5選
・できるだけ基礎的なものを選ぶ
・網羅的なものを選ぶ
・一教科につき多くても三冊にする
・自分に合わないと感じたらすぐにやめる
・迷ったら有名なものでOK
7年も前のことですが、僕は現役受験生時代、塾に行かずに京大に合格しました。
塾の先生や学校の先生をしたことはありませんが、自分の合格のために、受験の構造自体を徹底的に分析した経験があります。また、年間200冊以上の読書を7年間続けており、勉強方法についての書籍も大量に読んで、研究してきました。
そんな僕が解説します。
参考書の選び方のポイント5選
できるだけ基礎的なものを選ぶ
参考書選びのときはできるだけ基礎的なものを選びましょう。
高校受験にしても大学受験にしても、基礎が一番大事です。
基礎的な知識というのは「80~100%テストに出る知識」だったりするわけで、そこを押さえない手はありません。
例えば、大学受験用の英単語帳だったら「シスタン」の「ベーシック」を選ぶと良いでしょう。
「でも受験に出るのはもっとレベルの高い応用問題なんじゃないの?」
そう思ったかもしれません。志望校にもよりますが、確かにそうです。
ただ、応用問題は基礎的な知識を組み合わせて解くことがほとんどです。これに関しては、「基礎的な参考書」+「過去問」で練習するのが一番効率の良い方法です。つまり、参考書で基礎的な知識を得て、過去問で応用問題の練習をします。
試験ごとに問題の傾向、クセがあります。その傾向とずれた応用問題集をやっていても時間がもったいないです。応用問題は過去問を解いて、肌感覚でクセを掴みましょう。
繰り返しになりますが、参考書はできるだけ基礎的なものを選ぶのが重要です。
網羅的なものを選ぶ
参考書選びおいて、は基礎的というだけでなく、網羅的なものを選ぶというのも大事になってきます。
「これ一冊でその教科の基礎的な知識が全部覚えられます」、というようなものがベストです。
何冊も買って、全部覚えて、というのは大変です。金銭的にも精神的にも負担が大きい。それよりも、「これ一冊だけでいいんだ」と思える方が、やる気もでますしお財布的にも嬉しいですよね。
「そんな素晴らしい参考書ってあるの?」
と思ったかもしれませんが、心配無用です。世の中に出回っている「良書」と呼ばれるようなものは、大抵は「基礎的で網羅的」だからこそ良書と呼ばれています。考えすぎてマイナーな参考書に手を出さなければ、網羅的なものは苦労せず見つかると思います。
1教科につき多くても3冊にする
先ほども少し話に出ましたが、参考書はたくさん買いすぎても効果がありません。1教科につき、多くても3冊が妥当なところでしょう。
英語だったら「単語帳」、「文法やイディオム問題集」だけでよくて、細かい文法の確認は「教科書」かググるかで解決できます。
数学や理科は、理想を言えば「教科書」と「過去問」だけでOKです。ただ、問題演習をたくさんした方が基礎知識が頭に残りやすいので、「問題集」を1冊選ぶのもアリです。「問題集」は学校で配られていることも多いので、それをやっていれば十分でしょう。
たくさん参考書を買うと勉強した気にはなれますが、実際の点数は上がらないので気をつけましょう。
自分に合わないと感じたらすぐにやめる
参考書を使ってみて、自分に合わないと感じたらすぐに使うのをやめましょう。
人と人との相性があるように、自分と参考書との相性もあります。
他の人がみんな使っていても、自分だけはどうしてもこの文体が気に入らないとか、なんとなくまどろっこしくて嫌いとか、そういう感覚になることも当然あり得ることです。
過去問なんかは替えが効きませんが、参考書はほとんどの場合いくらでも代わりが存在します。
「シスタン」が嫌なら「速読英単語」にすればいいということです。問題集も書店に行けばいくらでもありますよね。
せっかく買ったのにもったいないと思うかもしれませんが、あなたに余計なストレスがかかる方がもったいないです。そこはケチにならず、自分の時間とメンタルが無駄に消費されない道を選びましょう。
迷ったら有名なものでOK
ここまで色々とポイントを並べましたが、それでも迷った場合はとにかく有名なものを手にとればそれでOKです。
先にも触れましたが、良書と呼ばれて有名な参考書、長く書店に並んでいる参考書は、たいていの場合「基礎的で網羅的」です。だからこそ多くの人に選ばれています。そのうちのどれでもいいので、自分が耳にしたことのあるタイトルの本や、表紙とかがなんとなく良さそうなものを選べば良いでしょう。
あんまり悩んでいても時間がもったいないですからね。
参考書に関しては、ミーハーで大丈夫です。
まとめ
参考書の選び方のポイント5選
・できるだけ基礎的なものを選ぶ
・網羅的なものを選ぶ
・一教科につき多くても三冊にする
・自分に合わないと感じたらすぐにやめる
・迷ったら有名なものでOK
以下の記事も参考にしてみてください。
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以上、「参考書の選び方のポイント5選」でした!